北沢タウンホールの開館を記念し、「ふだん聴けない音楽を区民に」との思いから行われた1991年の「ワールドミュージックフェスティバル イン 下北沢」が、現在の下北沢音楽祭の始まりです。正式名称は翌年から「北沢音楽祭」に変わりますが、以後も98年までこのテーマのもとで開催されました。世界各国からミュージシャンを招聘したワールドミュージックコンサートを中心に、ワークショップや楽器展、世界の料理を楽しむイベントなどが催され、音楽祭は区民が音楽に触れる恒例のイベントとして定着しました。また98年の第8回には、地元のライブハウスとの協調イベント「ライブハウスの日」が初めて実現しています。
第1回 1991 |
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第2回 1992 |
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第3回 1993 |
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第4回 1994 |
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第5回 1995 |
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第6回 1996 |
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第7回 1997 |
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第8回 1998 |
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98年の「ライブハウスの日」イベントの成功をきっかけに、多くの地元ライブハウスが音楽祭に参加・協力するようになりました。99年からは「音楽がすべての人に優しい街 下北沢を創る」というメッセージを込め、《異世代共存響声》という言葉が誕生。出演者もフジ子ヘミングさん、金子マリさんといった地元在住のミュージシャンをはじめ、今年の「ヨナヨナ下北沢」でトリビュートイベントが行われる故・忌野清志郎さんも2000年、02年と二度にわたり参加しています。恒例のブラックボトムブラスバンドによる練り歩きのパレード演奏も01年から始まり、文字どおり世代を越えて楽しめる、さまざまな種類の音楽が街に響く音楽祭として区民に定着しました。
第9回 1999 |
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第10回 2000 |
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第11回 2001 |
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第12回 2002 |
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第13回 2003 |
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第14回 2004 |
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第15回 2005 |
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第16回 2006 |
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第17回 2007 |
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第18回 2008 |
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2009年から音楽祭の名称が「下北沢音楽祭」に変わりました。下北沢の特徴である路地の魅力を活かし、街のあちこちからいろいろな音楽が溢れ出てくるというイメージで、以前にも何度か行われたことのある野外フリーライブを、「フラフラ下北沢」というイベントとして本格的に開始。町内の数カ所に設置したステージから、公募とライブハウス推薦によるさまざまなアーティストが、下北沢の街を音楽で満たしてくれました。08年からはじまった関東七大学音楽祭の合流や、青森県下北半島との交流なども恒例イベントとして定着。未来に向けた《異世代共存響声》の催しとして、「下北沢音楽祭」はますますパワーアップしています。
第19回 2009 |
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